vol.2 夢のある美しい鳥
刈り入れを終えた田んぼには整然と稲の切り株がならんでいます。
その間に、丁度松の葉を広げたような跡がくっきりと浮かびあがって見られることが多い。シラサギが餌を求めて歩き廻った跡です。近くの小川の岸辺を被っていた葦の間から、純白の羽を広げて、一羽のコサギが舞いあがる。その優雅な姿はいつ見ても美しい。
この情景は、かっての浦安における田園風景として、あちこちで見うけられましたが、今ではシラサギの姿を見ることもまれになってしまい、特にこれを写真撮影することは、容易なことではなくなってしまいました。
最近私は、シラサギを求めて町内を歩いてみました。秋山さんの養魚場跡の池沼に一羽、堀江南部地区内の水を溜めた荒地の中、旧江戸川の河口近く、埋立地(二期)では水鳥の群れにまじって数羽のシラサギに出会いました。それに大雨の後の旧浦中校庭にシラサギが戯れているという話も聞きました。
一般に、シラサギと呼ばれる鳥はサギ科に属し、夏鳥のチュウダイサギ、冬鳥のダイサギ、チュウサギ、コサギなどその仲間は多い。
チュウダイサギの体は、小さなツル位あり、全身純白、足と身指が黒い。チュウサギはやや小形で翼長30センチ前後。コサギはシラサギの仲間では最も小形、冬でも本州一円にいる留鳥です。シラサギの餌は小魚、水生昆虫、カエル、ザリガニなどで水辺にじっと佇み、水中や水面にいる獲物を狙い、電光石光に捕える技はみごとというほかありません シラサギの仲間が群れをなして集まる所をサギ山と呼び、全国各地に見られますが浦安にもそれに似た場所があったのを覚えています。この9月に移転しました浦安中学校の敷地は、かつて堤防沿いの海辺でした。その堤防が、構造上石積み土羽打ちで、土手と呼ばれていた頃その法面(のりめん)に大きな松の木が何本も海を望んで立っておりました。 その松並木の中でも、特に大きな数本の松の木の枝々、木梢にシラサギがたわむが如く、いっぱいに羽を休めている光景が見られました。
その様子は、まるで白い大きな花が咲き誇っているのではないかと見間違うほどでした。ゴアーゴアーという鳴き声は、繁殖期のせいでしょうか、今でも耳についています。ちなみに、シラサギは通常コォーコォーと鳴きます。
ともあれ、シラサギは浦安の野鳥の中で、代表的な美しい夢のある鳥だといえます。このシラサギの数が少なくなったのは、餌を求める場所が年々減っていることが原因だと思います。私たちの生活に必要な水のあるスペースは、愛するシラサギたちにとっても大事な生活の場であります。シラサギが一羽でも多く、この浦安を訪れ、水際に舞いおり、私たちの目を楽しませてくれることを望みつつ、浦安の自然についてともに考えようではありませんか。
その間に、丁度松の葉を広げたような跡がくっきりと浮かびあがって見られることが多い。シラサギが餌を求めて歩き廻った跡です。近くの小川の岸辺を被っていた葦の間から、純白の羽を広げて、一羽のコサギが舞いあがる。その優雅な姿はいつ見ても美しい。
この情景は、かっての浦安における田園風景として、あちこちで見うけられましたが、今ではシラサギの姿を見ることもまれになってしまい、特にこれを写真撮影することは、容易なことではなくなってしまいました。
最近私は、シラサギを求めて町内を歩いてみました。秋山さんの養魚場跡の池沼に一羽、堀江南部地区内の水を溜めた荒地の中、旧江戸川の河口近く、埋立地(二期)では水鳥の群れにまじって数羽のシラサギに出会いました。それに大雨の後の旧浦中校庭にシラサギが戯れているという話も聞きました。
一般に、シラサギと呼ばれる鳥はサギ科に属し、夏鳥のチュウダイサギ、冬鳥のダイサギ、チュウサギ、コサギなどその仲間は多い。
チュウダイサギの体は、小さなツル位あり、全身純白、足と身指が黒い。チュウサギはやや小形で翼長30センチ前後。コサギはシラサギの仲間では最も小形、冬でも本州一円にいる留鳥です。シラサギの餌は小魚、水生昆虫、カエル、ザリガニなどで水辺にじっと佇み、水中や水面にいる獲物を狙い、電光石光に捕える技はみごとというほかありません シラサギの仲間が群れをなして集まる所をサギ山と呼び、全国各地に見られますが浦安にもそれに似た場所があったのを覚えています。この9月に移転しました浦安中学校の敷地は、かつて堤防沿いの海辺でした。その堤防が、構造上石積み土羽打ちで、土手と呼ばれていた頃その法面(のりめん)に大きな松の木が何本も海を望んで立っておりました。 その松並木の中でも、特に大きな数本の松の木の枝々、木梢にシラサギがたわむが如く、いっぱいに羽を休めている光景が見られました。
その様子は、まるで白い大きな花が咲き誇っているのではないかと見間違うほどでした。ゴアーゴアーという鳴き声は、繁殖期のせいでしょうか、今でも耳についています。ちなみに、シラサギは通常コォーコォーと鳴きます。
ともあれ、シラサギは浦安の野鳥の中で、代表的な美しい夢のある鳥だといえます。このシラサギの数が少なくなったのは、餌を求める場所が年々減っていることが原因だと思います。私たちの生活に必要な水のあるスペースは、愛するシラサギたちにとっても大事な生活の場であります。シラサギが一羽でも多く、この浦安を訪れ、水際に舞いおり、私たちの目を楽しませてくれることを望みつつ、浦安の自然についてともに考えようではありませんか。